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古美術門運孔のよもやま話~査定で大切にしたい~

古美術門運孔です

 

~査定で大切にしたい~

 

古美術品の買取や査定では、最初から価格だけを知りたいというお客様もいれば、

「祖父が大切にしていたものだけれど、価値が分からない」

「家の整理をしていたら出てきた」

「手放すかどうかもまだ決めていない」

という状態で相談される方もいます。✅

だからこそ、古美術品業で大切なのは、すぐに品物だけを見るのではなく、まずお客様の話を聞くことです。

今回は、古美術品の査定におけるお客様との向き合い方について考えてみます。

★ まず“なぜ相談されたのか”を聞く

同じ品物でも、お客様が相談される理由は違います。

相続をきっかけに整理したい方もいれば、引っ越しや住まいの整理で手放したい方もいます。

また、価値だけ知りたいという方もいます。✅

その背景を知ることで、どのような説明をすれば良いのかも変わってきます。

☆ 品物だけでなく思い出にも目を向ける

古美術品の中には、長年家にあったものや、家族から受け継いだものもあります。

お客様にとっては、単なる売却品ではない場合があります。

「古いものだから」「使わないものだから」と簡単に扱うのではなく、その品物にどのような思い出があるのかにも配慮することが大切です。✅

★ “分からない”ことを恥ずかしく感じさせない

古美術品に詳しくないお客様は、

「こんなものを持ってきて大丈夫かな」

「価値がないものだったら恥ずかしい」

と感じることがあります。

しかし、価値があるかどうかを自分で判断できないからこそ、専門店へ相談されます。

どんな品物でも、まずは見せていただくという姿勢が大切です。☺

☆ いきなり価値を否定しない

査定の結果、期待していたほどの価値がない場合もあります。

そのときに、

「これは大したものではありません」

と切り捨てるような言い方をすると、お客様の気持ちを傷つけることがあります。

品物の特徴を説明しながら、なぜその評価になるのかを丁寧に伝えることが大切です。✅

★ 状態を正直に見る

古美術品は、保存状態によって評価が変わることがあります。

傷みや修復跡、欠けなどが見つかる場合もあります。

しかし、状態を指摘するだけではなく、

「この部分はこういう状態です」

と客観的に説明することが大切です。✅

☆ すぐに売却を迫らない

査定を受けたからといって、その場ですぐに売る必要はありません。

家族と相談したい方もいれば、思い入れがあって迷う方もいます。

「一度考えたい」と言いやすい雰囲気をつくることが大切です。✅

★ 高く売れることだけを期待させない

古美術品という言葉から、

「きっと高く売れる」

と期待している方もいます。

しかし、すべての品物が高額になるわけではありません。

期待だけを大きくするのではなく、実際の品物を見て正直に伝えることが大切です。✅

☆ 査定理由をできるだけ分かりやすくする

査定額だけを伝えると、

「どうしてこの金額なのか」

と疑問に感じる方もいます。

品物の種類や状態、現在の需要など、分かる範囲で評価の理由を説明することが大切です。✅

専門用語だけではなく、一般の方にも分かりやすい言葉を使います。

★ 分からない品物は無理に決めつけない

古美術品には、判断が難しいものもあります。

その場ですぐに分からない場合には、

「確認してからお伝えします」

と正直に言うことが大切です。✅

曖昧な知識で断定するより、確認する姿勢の方が信頼につながります。

☆ 複数の品物でも一つずつ丁寧に見る

遺品整理や蔵の整理などでは、多くの品物をまとめて相談されることもあります。

数が多いからといって流れ作業のように扱うのではなく、一つひとつ確認することが大切です。✅

中には、思わぬ価値のあるものが含まれている場合もあります。

★ 売却しない品物も大切に扱う

査定した結果、お客様が手元に残すことを選ぶ場合もあります。

その品物についても、

「売らないなら関係ない」

という態度を取らないことが大切です。

大切に保管するための考え方など、分かる範囲で案内することで安心につながります。✅

☆ 出張査定では住まいへの配慮も大切

お客様のご自宅へ伺う場合には、品物だけでなく生活空間に入ることへの配慮も必要です。

必要以上に家の中を見回したり、相談されていないものを勝手に査定しようとしたりしないことが大切です。✅

お客様のプライバシーを尊重します。

★ 家族間の意見が違うこともある

品物を売りたい方と残したい方で、家族の意見が分かれることもあります。

そのような場合に、どちらかを急かすのではなく、まず家族で相談していただくことが大切です。✅

専門店は判断材料を提供する立場として向き合います。

⭐ 古美術品の査定は“品物と人の両方を見る仕事”

古美術品の査定では、品物の価値を見極める知識が大切です。

しかし、それと同じくらい、その品物を持ってきたお客様の気持ちにも目を向ける必要があります。

思い出を聞き、状態を丁寧に確認し、価値を分かりやすく説明する。✅

私たちも、一つひとつの古美術品と、その背景にあるお客様の思いに丁寧に向き合いながら、「相談して良かった」と思っていただける査定を目指していきます。✨