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古美術門運孔のよもやま話~戦後の復興と古美術ブーム~

古美術門運孔の更新担当の中西です

 

~戦後の復興と古美術ブーム~

 

戦後、日本は復興し、やがて高度経済成長へと進みます。生活が安定し、文化にお金と時間を割ける層が増えると、古美術市場は大きく拡大していきます😊✨
この時代は、古美術が「限られた人の趣味」から「社会的ステータス」や「資産性」を帯びる存在へと変わった時期でもあります💎📜


1. “暮らしの余裕”が文化市場を育てた🏠➡️🏺

戦後の復興期を経て、人々の暮らしに余裕が生まれると、「良いものを持ちたい」「本物に触れたい」という欲求が育ちます✨
茶道、華道、日本画、書道などの文化活動が再び広がり、道具や掛軸、器、花入などの需要も増えていきました🍵🌸

古美術商は、単なる売買ではなく、
「文化活動を支える道具の供給者」
として、顧客の世界観に寄り添う仕事を担います😊🤝


2. 百貨店催事・骨董市の拡大🛍️🏮

この頃から、百貨店での美術催事や骨董市が一般の人にも身近になっていきます。
「見るだけでも楽しい」「知識が増える」「暮らしに取り入れられる」
そんな入口が増えたことで、古美術は閉じた世界から少しずつ開かれていきました👀✨

さらに、各地の骨董市は、地域の文化交流の場にもなります。
店主と客の会話、手に取ったときの重み、器の景色――こうした体験が、古美術の魅力を広げていきました😊🏺


3. 鑑定・修復・来歴が重要になる🖋️🔍

市場が大きくなるほど、“信用”がより重要になります。
本物かどうか、どの時代のものか、どんな来歴があるか、どの程度修復されているか――これらが価格と評価を左右します📈

ここで古美術商は、

  • 目利き

  • 説明力

  • 修復ネットワーク

  • 顧客との信頼関係
    を武器に、専門職としての価値を高めていきます✨

特に、修復は古美術を未来へつなぐ技術です。
表具の仕立て直し、陶磁器の金継ぎ、漆器の直し、金工の補修…
「直す」ことで命が延び、次の世代へ渡る。古美術商は、その橋渡しをコーディネートする存在でもあります🌉🧑‍🔧


4. バブル期へ向かう“資産性”の高まり💰🏺

高度経済成長からバブル期にかけて、古美術は「文化」だけでなく「資産」として見られる面も強くなります。
有名作家の作品、由緒ある茶道具、名品の屏風や掛軸などは価格が上がり、投資対象のように扱われることもありました📈💎

もちろん、資産性が注目されること自体が悪いわけではありません。
ただし、熱が高まりすぎると「値段が価値を決める」ような空気も生まれやすくなります😅
この時代、古美術商は“本物の価値を伝える役目”を強く求められました。


5. 古美術商の仕事は「文化の通訳」🗣️📜

戦後の市場拡大の中で、古美術商は単なる売買業ではなく、文化を解説する“通訳者”としての役割が増えていきます。
「なぜこの器は良いのか」
「この掛軸の余白は何を語っているのか」
「この傷が“味”になる理由は何か」
こうした説明が、顧客の理解と満足を生みます😊✨