古美術門運孔です
~“価値が分からない”を安心に~
古美術品をお持ちのお客様の多くは、その品物について詳しく知っているとは限りません。
「昔から家にあるけれど、何なのか分からない」
「箱に文字が書いてあるけれど読めない」
「本物なのかどうかも分からない」
という相談もあります。✅
だからこそ、古美術品業では専門的な知識を持つだけでなく、それを分かりやすく伝えることが大切です。
今回は、お客様に安心していただくための説明について考えてみます。
★ 専門用語を使いすぎない
古美術品には、専門的な名称や表現があります。
しかし、お客様にとって聞き慣れない言葉ばかりでは、説明を受けても理解できません。
必要な専門用語は使いながらも、できるだけ一般的な言葉に置き換えて説明することが大切です。✅
☆ まず“どんなものなのか”から話す
いきなり細かな年代や作家について説明するより、
「これはこういう種類の品物です」
と全体像から伝える方が分かりやすくなります。✅
その後で、特徴や評価に関係する部分を説明します。
★ 作者や時代を断定しすぎない
古美術品では、作者や制作年代について慎重な判断が必要な場合があります。
確実ではないことを、
「間違いなくこの時代です」
と断定するのではなく、確認できる範囲で説明することが大切です。✅
分からない部分を正直に伝えることも専門家として大切な姿勢です。
☆ 箱や書付なども一緒に見る
古美術品では、本体だけでなく、箱や付属品、書付などが参考になることがあります。
お客様が、
「箱は捨ててもいいですか」
と聞かれた場合にも、すぐに判断せず、まず一緒に確認することが大切です。✅
★ 傷みの理由を分かりやすく説明する
長い年月を経た品物には、傷みや変化が見られることがあります。
その状態が評価にどう影響するのかを、できるだけ分かりやすく説明することが大切です。✅
悪いところだけを指摘するのではなく、品物全体を見ながら伝えます。
☆ “古い=高い”ではないことを丁寧に伝える
お客様の中には、
「古ければ古いほど高い」
と思っている方もいます。
しかし、実際の価値は年代だけで決まるものではありません。
種類や状態、希少性、需要など、さまざまな要素が関わります。✅
その点を分かりやすく説明することが大切です。
★ “有名な作者=必ず高額”とも限らない
有名な作家名が入っている品物でも、状態や真贋などによって評価は変わります。
名前だけで価値を決めるのではなく、総合的に確認することが大切です。✅
お客様にも、その理由を丁寧に伝えます。
☆ 価格だけでなく品物の特徴を伝える
査定結果を、
「こちらは3万円です」
だけで終わらせると、お客様にはその品物について何も残りません。
どのような特徴があるのか、どんな点を見たのかを説明することで、納得感につながります。✅
★ 分からない場合は時間をいただく
その場で判断が難しい品物もあります。
そのときに無理に価格を出すのではなく、必要な調査や確認を行うことが大切です。✅
正確な説明を優先する姿勢が信頼につながります。
☆ お客様の質問を歓迎する
「どうしてこの価格なんですか」
「これはいつ頃のものですか」
と質問されることがあります。
質問されることを面倒がらず、分かる範囲で丁寧に答えることが大切です。☺
質問は、お客様が納得するための大切な時間です。
★ 比較したい気持ちも尊重する
複数の店で査定を受けたいと考えるお客様もいます。
その場合に、
「今売らないと値段が下がります」
などと必要以上に急かすのではなく、比較したうえで決めてもらうことが大切です。✅
☆ 価格がつかない場合も丁寧に説明する
すべての古い品物に買取価格がつくわけではありません。
価格がつかない場合でも、
「価値がありません」
だけで終わらせるのではなく、理由をできるだけ丁寧に伝えることが大切です。✅
★ 売却以外の選択肢も伝える
品物によっては、お客様自身が大切に保管するという選択もあります。
売ることだけを目的にせず、
「思い入れがあるのであれば、残すのも一つの方法です」
と伝えられる姿勢も大切です。✅
⭐ 分かりやすい説明が“納得できる査定”につながる
古美術品の世界は、一般のお客様にとって分かりにくいことが多くあります。
だからこそ、専門知識を一方的に見せるのではなく、お客様が理解できる言葉に置き換えて伝えることが大切です。✅
私たちも、査定額だけではなく、その品物がどのようなものなのかを丁寧にお伝えし、お客様が納得したうえで次の判断ができるよう心がけていきます。✨